~生きとし生けるものが幸せでありますように~

ダンマナンダ長老
「仏教における人間の尊厳について」

仏教の主な目的は、日常生活を生きる人々に対して、

間違いなく人類のためにプラスの存在となれるように、

心を鍛え整え、道徳的・倫理的な発達をもたらすことです。

仏教は、人にとって善いものをもたらすために働きます。

仏教は、単なる祈りや礼拝や、仏様にお供え物を供えたり嘆願することだけで、

自らの人生における目的が達成できるとは信じていません。

仏教はその人自らが向上し前に進むために、

一生懸命働かなくてはならないと教えています。

人は、単に祈ることだけでは、善い結果を期待することはできません。

人は、善い結果を得るためには努力しなければなりません。

成功は努力した人にのみやって来るものであり、

単に成功を望むだけの人のところにはやって来ないものです。

釈尊によれば、人にとって最も価値のある財産とは、智慧に達するまで、

自らの心を耕し育てることができる能力を持っているということです。

これが、仏教の基礎です。

本当に人間にとって価値のあることとは、釈尊の教えのとおりに、

自らの心を完全な域にまで発達させた人々の間に見出されることです。

不幸なことに、多くの人々は、尊い性質という最高のところにまで私たちすべてが到達できる能力を

持っているのにもかかわらず、無知と利己的な心によって心が欺かれ曇らされています。

妄想のために、私たちの中には、怒りや嫉妬や憎しみのような何らかの心の汚れが存在しています。

これらの心の汚れは、私たちが悟りに達することを妨げるものとして働きます。

その結果、私たちは、自らにもともと備わっている人間として

本当に価値あるものを実現することができずにいます。



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