~生きとし生けるものが幸せでありますように~

ダンマナンダ長老
『ハッピー・マリード・ライフ - 仏教の教える幸せな結婚生活とは?』

仏教において、人間として価値のあるものを発達させるために

守るべきとされていることは、シンプルなものです。

人は、一生懸命働き、実直でなければなりません。

人は、自らの時間を、怠惰に過ごしたり何もしないことにより、不必要に浪費してはなりません。

睡眠に関しても、人は健康にとって最低限の必要を維持するためという観点から、

合理的な態度でなければなりません。

人は、しなければならない役目の仕事を、その日が暑すぎると

か寒すぎると言い逃れてさぼるべきではありません。

自分がすることにおいては、どんなことに対しても、建設的で、実直でありなさい。

釈尊御自身、この世界に今まで生きてきた宗教的な教師の中でも、

最もエネルギッシュで活動的な教師であったことが記録されています。

人類のために釈尊が尊い御説法をされた四十五年の間、

毎日二時間だけしか釈尊は睡眠をとらなかったと言われています。

釈尊は人々に気高い生き方はどのように生きることによってもたらされるかを助言するために、

当時のインド中を旅されました。

釈尊はよく人間の弱さや欠点を知っておられたので、彼の教えに従う人々に対し、

人と仲良く付き合うことに注意するように助言なさっておられました。

人は、善い人々と付き合わなければなりません。

友人と呼ばれるものの中で一部の者は、詐欺やだまそうとしてさえいるような、

友人からは程遠いものです。

ある西洋の学者はかつて、「おお、主よ、どうかわたしを私の友人たちからお守りください。

私は私の敵からはどのように自分を守るべきかは知っているのです。」という祈りをつくりました。

釈尊は、私たちに、誰が友であるかを理解するように助言されました。

人と付き合う中で、私たちはその人の性格や気質や傾向を理解するように努めなければなりません。

良い人生をもたらすために最も大切なことのひとつは、

いかなる極端にも走らないように、バランスのとれた生活をすることです。

釈尊は、宗教的な理由で自らの身体や心を痛めつけることを助言されたりはなさいませんでした。

私たちは、理性ある身として自らの宗教を実践することができます。

度を越して何かをしてはいけません。

人生の最も重要な側面は、心を育てることだということを、忘れてはなりません。

釈尊のみ教えは、三つの道のりに区分できます。

この人生で幸せになること、来世で幸せになること、

そしてニッバーナ(涅槃)という究極の幸せに達すること。

これらの三つの種類の幸せを求める中で、人は尊厳と気高さを達成していくことができます。


翻訳:あつし

原文
Human Dignity in Buddhism By Ven Dr K Sri Dhammananda

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